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2019/04/23

営業レポート

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借地権者様からのご相談(1,079文字)

土地の返還のため、地主さんへ借地権を買い取ってもらえるか相談したところ、借地権料が思うより出ず、取り壊して返すと手取りがあまり残りません

 

60年以上借りている土地に建物を建てて住んでいましたが、事情により家を引っ越すことになりました。土地を返還すべく、地主さんへ借地権を買い取ってもらえるかと相談したところ、敷地85坪(埼玉県私鉄駅より徒歩15分の住宅街)の借地権料がなんと400万円(木造2階の取り壊し含め)取り壊して返すと手取り250万円くらいしか残りません。

もう少し何とかならないでしょうか。この辺の地価は坪50万円くらいすると思います。

宜しくお願い致します。

 

ご回答

現在建物がとても古く、価値が0円だとすると、地主さん側が言う400万円というのは、それなりに妥当性がある数値とも捉えることができるかもしれません。

 

いろいろなご相談をお伺いしている中で、ご質問者様はまだ幸運な方だと思います。

私どもに寄せられる多くのご相談は、「借地を返還したいけれど、地主さんが全然相談に乗ってくれない」というものですから。恐らく一番多いお悩みです。

 

特に、地域によっては借地権の流通性は非常に低くなってしまいますし、都心部を離れると全く売れない借地権も多々あります。

少しでもお金に換えることができるのであれば、まだよいのではないかと思ってしまいます。

別に地主さんは借地権を買い取らなければならないという義務を、借地契約が終了する時(契約期間満了)以外は負っていないわけですから。

 

ちなみに民法の原則に基づきますと、原状(元の状態)に戻して借り物(借地)を返還しなければなりません。更に解体費を求められる借地権者様も多いですし、解体費が捻出できずに借り続けているという方もいらっしゃいます。

 

また、「建物買取請求権」という権利が借地権者様には備わっています。

借地契約が終了する時に、地主に対して借地上の建物を「時価」で買い取ってもらえるという権利です。

その場合にはどのような金額で買い取ってくれるのでしょうか?

建物は時価に加えて「場所的利益」というものが加算されます。

場所的利益は更地価格の約10%程度にするという判例をよく見かけます。

ご質問者様の土地ですと85坪×50万円×10%=425万円位が建物の時価に付加される可能性があります。(絶対ではなく、0円の場合もあります。)

 

現在建物がとても古く、価値が0円だとすると、地主さん側が言う400万円というのは、それなりに妥当性がある数値とも捉えることができるかもしれません。